曲の印象を、バンドの世界観に揃える

日本アニメ風の輪郭や影を使うセルルックの3DCGを軸に、メンバーの個性と演奏する場所を考えます。かわいさ、鋭さ、静けさなど、曲で伝えたい印象を人物・色・光へつなぎます。

演奏を見せる場面と、曲の物語を見せる場面を分け、歌い出し、展開、サビ、余韻のどこに何を置くかを決めます。参考作品は目指す要素を言葉にする資料として共有してください。

どこから、どこまでを映像にするか

どこから、どこまでを映像にするか決めること確認に使うもの
バンドと世界観メンバー構成、衣装、楽器、表情、舞台、セルルックの見え方。人物や楽器の設定、色と光の方向、参考資料。
演奏とカメラ演奏を見せるパート、手元を寄せる範囲、カメラの位置と動き。演奏資料、代表的な姿勢、接触を確認できるカット。
曲の展開と編集見せ場の位置、演奏と物語の割合、カットの切り替わり。使用する音源、曲の構成、絵コンテやタイミング案。
公開する版フル尺、短い告知用、縦型などの必要な版と、歌詞表示の有無。掲載先、画面比率、尺、表示する文字と確認担当。

一つの見せ場で、曲と映像の相性を確かめる

  1. 曲と資料を揃える

    使用する音源と歌詞、メンバーや楽器の設定、映像の参考を共有します。検討段階の資料と確定した版を分け、使える素材と制作する範囲を整理します。

  2. 代表カットを決める

    サビの全景、歌い出しの表情、楽器の手元など、今回のMVを判断しやすい場面を選びます。見た目の方向と演奏の確認点を、同じカットで具体化します。

  3. 動きと音を合わせて見る

    姿勢、手と楽器の接触、音に対するタイミング、カットの前後を確認します。実際の指使いや歌唱の口の動きを合わせる範囲は、資料と必要な精度に応じて決めます。

  4. 全体と公開用の版を仕上げる

    全編を通して人物や楽器の見え方を照合し、掲載先に応じた画角、文字、音量、終わり方を確認します。映像ファイルと編集・3Dデータの引き渡し範囲を揃えます。

MVを支える3DCGの制作項目

バンドの姿、演奏、ステージから、相談したい工程へ進めます。商品や実在空間、XR向けの用途も、それぞれの条件に応じて整理します。

3Dモデリング

楽器やステージ小物の形を揃える。必要な角度と、演奏時に見える部分を確認します。

3Dモデリング
赤茶色のギターを支持具に置き、マイクスタンドと並べた、架空バンドの楽器設定イメージ

商品CG

楽器や小物を印象的に見せる。架空のデザインと実在商品の再現条件を分けて考えます。

商品CG
青い床に置いた赤茶色の架空ギターを、斜めから大きく示したセルルック3DCG

建築・空間CG

バンドが演奏する空間をつくる。架空のステージと、実在場所を参照する背景を整理します。

建築・空間CG
夜の街を背景に、ドラム、左右の楽器、中央のマイクを配置した無人の架空屋上ステージ

キャラクター・アバター

メンバーの個性を映像へ。顔、髪、衣装と楽器の組み合わせを、複数の角度から揃えます。

キャラクター・アバター
青い上着を着た同じ架空のボーカルの全身像と顔の寄りを、別々に並べたセルルック3DCGの設定画

リギング・3Dアニメーション

楽器を構える姿と演奏動作を確認する。手の接触、姿勢、動きのつながりを扱います。

リギング・3Dアニメーション
赤茶色の髪の架空ギタリストがギターを構え、両手をネックと弦の位置へ添えたセルルック3DCGの全身像

シミュレーション・VFX

髪や衣服、光で曲の印象を支える。演奏を読み取りやすくする動きと演出を検討します。

シミュレーション・VFX
夜の舞台でマイクの横に立つ架空のボーカル。短い黒髪と青い上着の輪郭を光が縁取るセルルック3DCG

デジタルツイン

実在の舞台や空間と3D情報を対応させる用途へ。架空のMV背景とは別に、参照と更新条件を確認します。

デジタルツイン
架空の屋上ステージを参照空間と制作空間として左右に並べ、中央のマイクと奥のドラムの位置を比べる説明イメージ

XR用3Dアセット

MVの世界観を立体素材へ展開する。映像用データと、操作する体験に必要な条件を分けます。

XR用3Dアセット
手前のマイクと奥のドラム、右へ続く手すりを低い位置から見た、架空の夜のステージ

最初の相談に添えるもの

曲
使用予定の音源、歌詞、曲の構成、希望する映像の尺。制作途中なら、現在の版と今後変わる箇所。
バンド
メンバーの設定、衣装や楽器の資料、実写の演奏資料の有無。架空のバンドか、実在メンバーを表現するか。
映像
参考にしたい表現とその理由、掲載先、横型・縦型などの画角、希望時期。
利用と確認
音源・歌詞・キャラクター・参照素材の利用条件と、内容を確認する担当。実在の人物や楽器を扱う場合の再現条件。

バンドMVの相談でよくある確認

キャラクターがまだ決まっていません。

曲の印象、メンバー構成、楽器、目指す雰囲気を共有してください。設定や見た目を考える工程から含めるか、先に用意する資料は何かを整理します。

演奏や口の動きは、曲に合わせられますか。

合わせたい場面と精度を先に決めます。音源や演奏資料を基に、動作と音の対応、手元、口の動きなどを実際の映像で確認する範囲を相談します。生成しただけで正確な同期が得られるとは扱いません。

短い告知用や縦型も用意したいです。

必要な版、尺、画角、歌詞表示を最初に共有してください。横型を切り抜くだけではメンバーや楽器が欠ける場合があるため、各版で見せたい構図を確認します。

商品CGや建築の相談もできますか。

3D・CGの主軸は日本アニメ風のバンドMVです。商品や建築などは、それぞれの制作項目から対象、資料、使い方を共有し、対応する範囲と確認条件を相談してください。