操作の先にある目的を決める

触れる仕組みを増やす前に、利用者が何を理解し、何を選べるとよいかを整理します。商品を違う角度から見る、配置を試す、出来事の順序を体験するなど、行動と伝える内容を結び付けます。

利用者が持つ端末で使うのか、会場の端末で使うのかでも、準備と案内は変わります。体験を始める方法、途中で迷ったときの説明、終了して元の画面へ戻る方法も検討します。

場所と操作方法から形式を選ぶ

場所と操作方法から形式を選ぶ検討する入口確認する条件
Web上で触るインタラクティブWeb、ゲーム・インタラクティブ作品見る端末、操作方法、読み込みを待つ場面と案内。
現実に重ねるAR、空間コンピューティング対象の場所、周囲の状況、表示を置く位置、対応を確認する端末。
仮想空間で体験するVR、バーチャルイベント体験する場所、移動や参加の方法、利用者への案内とサポート。
話し手や撮影へ広げるデジタルヒューマン、バーチャルプロダクション表現の用途、本人や素材の扱い、実写・仮想部分と担当範囲。

代表的な一場面から試す

すべての機能を決める前に、利用者が迷う場所と必要な条件を確認します。

  1. 行動と場所を書き出す

    誰が、何を見て、どの操作をするかを整理します。会場や端末が決まっていれば、利用する条件を共有します。

  2. 操作の始まりと終わりを確かめる

    代表的な場面で、開始、選択、やり直し、終了までを試す条件を考えます。操作しにくい場合の別の案内方法も確認します。

  3. 運用する範囲を決める

    コンテンツの更新、会場での案内、問い合わせ先、利用できない場合の表示などを整理します。実際の端末や環境で確認する範囲を決めます。

体験づくりの項目

形式が未定でも、利用者にしてほしい行動からご相談いただけます。

インタラクティブWeb

操作に応じて変わるWeb表現を検討します。利用者の目的と、操作後に見せる内容を整理します。

インタラクティブWeb
卓上照明と「形を見る」「使い方」を表示したノートパソコンの前に座り、画面へ顔を向ける人物を斜め後ろから捉えたイメージ

バーチャルイベント

オンラインで参加する場を検討します。参加者の行動、案内、運営する担当を確認します。

バーチャルイベント
「受付」のカウンターで向き合う二人と、奥の抽象彫刻二点のそばに立つ二人を配置した、架空のバーチャル展示会場のCGイメージ

AR

現実の場面に情報を重ねる用途を検討します。表示する対象、場所、確認する端末を整理します。

AR
空いた床のある室内で、フロア照明と「置く」を表示したタブレットを両手で支え、画面を見る人物を斜め後ろから捉えたイメージ

VR

仮想空間での体験を検討します。利用する場所、操作方法、体験の始め方と終え方を確認します。

VR
明るい室内で、ヘッドセットを着けて椅子に座り、両手に一つずつコントローラーを持つ架空の成人

空間コンピューティング

空間と操作を結び付ける表現の入口です。使う端末、表示位置、利用者の動きを整理します。

空間コンピューティング
木の机上の卓上照明の右側に、照明の線画と「使い方」の文字を半透明の表示として重ねた、写真とCGのコンセプトイメージ

ゲーム・インタラクティブ作品

遊びや選択を通して伝える作品を検討します。目的、ルール、操作と結果の関係を共有します。

ゲーム・インタラクティブ作品
島と橋、小さな生き物を表示したモニターへ顔を向け、一つのコントローラーを両手で持つ人物を斜め後ろから捉えたイメージ

デジタルヒューマン

画面上の人物表現を検討します。役割、発言内容、実在人物の素材を使う場合の条件を確認します。

デジタルヒューマン
黒髪で緑色の上着を着た架空の人物を、正面と斜めの二方向から並べた3DCGの設計イメージ

バーチャルプロダクション

実写と仮想背景を組み合わせる制作を検討します。撮影条件、背景素材、現場側との分担を整理します。

バーチャルプロダクション
「撮るもの」「背景」「画の検討」の三面に、人物と三脚カメラ、庭、庭に立つ人物を並べたCGの制作検討図

形式を決める前の確認

専用の端末を使うべきか迷っています。

誰がどこで体験するか、端末を用意する人、利用者に求められる操作から整理します。対応端末や利用条件は、内容に応じて個別に確認します。

操作が難しい人にも伝えたい場合は。

体験で伝える情報を整理し、文字・画像・動画など別の案内でも受け取れる方法を検討します。特定の操作や端末だけに依存する部分を確認します。

相談に必要な資料は何ですか。

体験の目的、利用者、場所、端末の想定、使いたい素材、公開予定をお知らせください。形式が未定なら、実現したい行動や参考にしたい体験を共有してください。