重ねる情報と、見る場所を一組にする

何を知りたいか
家具や備品を置く印象を見る、展示の説明を重ねる、見えない構造を図で示すなど、体験後の判断を決めます。表示の楽しさだけで目的を置き換えません。
何を基準に置くか
床や机、印刷物、特定の対象など、情報を置く手がかりを整理します。対象の見え方や周囲の条件によって、試す場面を決めます。
どこで使うか
屋内か屋外か、利用者が立ち止まって使える場所か、端末を誰が用意するかを共有します。撮影に映り込むものと、周囲への案内も確認します。

置く基準によって、確認点が変わる

置く基準によって、確認点が変わる用途の例試作で見ること
場所を選んで置く床や机の上に立体や情報を置き、配置の印象を見る。置く操作、表示位置の保ち方、近づいたときの見え方、置き直し。
印刷物を手がかりにするカードやポスターに関連する説明を重ねる。対象を見つける案内、傾きや距離、画面から外れたときの表示。
特定の対象へ説明を重ねる実物の一部へ名前や構造の説明を対応させる。対象を識別する条件、位置のずれ、取り違えを避ける案内、確認できない場面。

置く、見直す、置き直す

  1. 開始の条件を確かめる

    使う端末と場所を決め、開始に必要な案内やカメラの利用確認をたどります。対象を見つけられない場合の表示も確かめます。

  2. 視点を変えて見る

    情報を置いた後、想定する範囲で見る位置を変えます。位置のずれ、向き、隠れる部分、文字の読みやすさを確認し、実物の寸法を保証する表示と混同しないようにします。

  3. 外れた後の操作を試す

    対象を画面から外した場合や、別の場所へ置きたい場合を試します。やり直しと終了の方法、利用できない場合に同じ説明へ進める入口を用意します。

実物と表示データの違いを残す

使う立体や図の出典、版、対象との対応を整理します。位置や大きさが概略の表現なら、その範囲が利用者にわかる説明を添えます。生成した配置イメージを、実環境で位置合わせした結果として扱いません。

バンドMVの舞台や楽器を現実の場所に重ねる企画でも、映像用のCGとARで使うデータ・操作は別に検討します。どの素材を使えるか、表示する環境で何を確認するかを決めてから制作範囲を合わせます。

使う条件が決まっていないとき

手元のスマートフォンで使えますか。

想定する端末・ブラウザやアプリの形式、必要な機能を確認して対象を決めます。利用者全員が同じ条件とは限らないため、ARを使えない場合の説明ページも検討します。

大きさや位置を正確に測る用途にも使えますか。

配置の印象を見る用途と、寸法や位置の正確さを判断する用途は分けて考えます。判断に必要な精度と確認方法を先に共有し、未検証の表示から測定結果を約束しません。