マルチエージェントシステム

役割を分け、受け渡しを明確にする。

複数のエージェントを使う場合は、それぞれに任せる仕事と、結果を統合する責任を決めます。分担の利点と連携にかかる手間を比べ、必要な構成を考えるための案内です。

分担と確認の一例

  1. 作業を分ける役割

    依頼を整理し、担当と受け取る結果を決めます。

  2. 情報を調べる役割

    指定された問いに沿って情報と出典をまとめます。

  3. 案をつくる役割

    使える情報と条件に基づいて案を作成します。

  4. 結果を確かめる役割

    条件との一致や根拠を確認し、指摘を残します。

  5. 担当者の判断

    結果と確認事項を受け取り、採用する内容を決めます。

作業を分ける役割 情報を調べる役割情報を調べる役割 案をつくる役割案をつくる役割 結果を確かめる役割結果を確かめる役割 担当者の判断

受け取る情報と責任を決める

分担の設計では、各役割に渡す依頼、参照してよい情報、返す結果の形式をそろえます。調査した事実、推論、未確認事項を区別したまま受け渡せることが重要です。

複数の結果が食い違った場合に、誰が何を基準に判断するかも決めてください。連携が終わる条件や、人へ戻す条件を設け、確認が終わらないまま処理が続くことを避ける設計を検討します。

単独の構成と比べて考える

単独の構成と比べて考える単独で扱う構成役割を分ける構成
作業の関係まとまった範囲の仕事を一つの流れで扱う調査、作成、確認など、区別できる仕事を分担する
情報の管理同じ作業の中で前提を共有する役割間で渡す前提と結果を明示する
検証する負担作業全体の結果と過程を確認する各役割の結果に加え、受け渡しと統合を確認する
比較する条件同じ依頼で品質や作業時間を測る品質や作業時間に加え、連携や確認の手間も測る

分担する意味を検証する

  1. 単独での結果を確かめる

    対象となる仕事と評価条件を決め、比較の基準を用意します。どこで情報不足や確認の負担が生じるかを記録します。

  2. 理由のある役割に分ける

    改善したい工程を選び、受け渡す情報と結果の形式を決めます。数を増やすこと自体を目的にしないようにします。

  3. 連携全体を比べる

    品質だけでなく、完了までの時間、費用、修正と確認の手間を見ます。条件に対して分担の効果があるかを判断します。

確認する役割を置けば十分ですか

別のAIが確認すれば、結果は正しいと言えますか。

役割やコンテキストを分けても、それだけで正確さを保証することはできません。重要な主張は出典や実行結果に戻り、担当者が判断できる根拠を残してください。