AIエージェント戦略
最初に任せる仕事を、選ぶ。
導入の起点は、日々のどこで時間がかかり、何を確認しているかを知ることです。業務を小さく分け、試す範囲と担当者が判断する場面を決めるための手順をご案内します。
業務を、入力と判断に分けて見る
繰り返しが多い仕事でも、すべてを同じ方法で任せられるとは限りません。入力される情報、処理する手順、例外が起きる場面、最後に結果を使う人を書き出してください。
導入候補を選ぶときは、効果の大きさだけでなく、結果を確かめやすいか、必要な情報を利用できるか、間違いを修正できるかを比べます。
任せる範囲を段階に分ける
| 任せる範囲を段階に分ける | 任せる候補 | 人が確認すること | 先に決める境界 |
|---|---|---|---|
| 情報を読む | 資料の整理、分類、要約の下書き | 出典と要約の対応、重要な情報の抜け | 参照してよい情報の範囲 |
| 作業案をつくる | 回答、提案、更新内容の候補作成 | 用途に合う内容か、事実と条件が正しいか | 提案を確定する担当者 |
| 操作を実行する | 承認された手順に沿う登録や更新 | 実行対象と変更内容、処理結果 | 承認が必要な操作と中止する条件 |
小さな検証から判断する
- 現在の作業を把握する
処理する件数、確認にかかる手間、例外の種類を記録します。導入後に何を比べるかを決めるための材料になります。
- 試す仕事とデータを限定する
結果を確認できる業務を選び、入力例と期待する出力を用意します。実際の変更を伴う操作は、検証環境と本番環境を分けて考えます。
- 続ける条件を決める
出力の品質、修正に必要な手間、費用、例外への対応を比較します。十分な判断材料がない部分は、範囲を広げる前に追加で確かめます。
相談の前に用意する情報
- 対象の仕事
- 作業の目的、利用者、入力から結果を使うまでの流れ。
- 使う情報とシステム
- 参照する資料、利用中のシステム、読み取りや変更の権限。
- 確認する人
- 出力の妥当性を判断する担当者と、例外を引き受ける窓口。
- 未確定の条件
- 予算、時期、必要な品質など、相談しながら決めたい項目。
