素材の状態から工程を選ぶ

素材の状態から工程を選ぶ手元の音・気になること検討する工程
録音や会話を整理したい不要な間、言い直し、使う箇所を決めたい録音・音声編集。残す内容と編集箇所を整理します。
複数の音を合わせたい声、音楽、効果音のバランスが気になるミキシング。主役にする音と重なり方を確認します。
仕上げと書き出しを考えたい完成に近い音源を、使用先に合わせて確認したいマスタリング。音源の状態と納品先の条件を整理します。
録音の問題を確かめたい雑音や聞き取りにくい箇所があるノイズ除去・音声修復。元音源の状態と、変更による影響を試聴で確認します。
体験に合う音を組みたい映像、番組、ゲームなどで使う音を考えたいサウンドデザイン、ポッドキャスト制作、ゲーム音響、立体音響。用途と再生環境から検討します。

元音源を確認して、調整の範囲を決める

仕上げの希望を共有し、変更した音を元の素材と聴き比べられる進め方を考えます。

  1. 素材と気になる箇所を確認する

    音源の形式や長さ、素材が分かれているかを整理します。気になる箇所は、時刻や内容が分かる形で添えてください。

  2. 代表箇所で調整を確かめる

    編集や音量の調整を検討する箇所を選びます。聞き取りやすさだけでなく、声や楽器の質感が意図せず変わっていないかも比較します。

  3. 使用する状態で確認する

    映像と組み合わせる場合はタイミングを、配信や再生機器が決まっている場合はその条件を確認します。必要なファイル形式や版の分け方を相談します。

音響制作の項目

工程単位でも、番組や作品の用途からでも選べます。どの工程が必要か判断しにくい場合は、手元の素材と困っている点をお知らせください。

録音・音声編集

録音の準備や、既存音声の編集を検討します。収録したい内容、手元の素材、残す箇所を整理します。

録音・音声編集
『原稿』と書かれた紙と卓上マイクの前に座り、紙の手前に片手を置く架空の人物

ミキシング

声や楽器など複数の音のバランスを検討します。分かれた素材の有無と、中心に聴かせたい音を確認します。

ミキシング
二台のスピーカーを置いた机で、ヘッドホンを着けて小さなつまみに片手を添える架空の人物

マスタリング

仕上げ段階の音源を使用先に合わせて確認します。元の音源と、納品・再生の条件を整理します。

マスタリング
一人掛け椅子でヘッドホンを着け、膝のノートと肘掛けに手を置く架空の人物

サウンドデザイン

映像や体験に添える音を検討します。音を鳴らす場面と、動きや演出との関係を共有します。

サウンドデザイン
卓上マイクと木片、布のある机で、薄い紙の端を片手で持つ架空の作業場面

ポッドキャスト制作

話す番組の制作を検討します。構成、録音素材、編集方針、公開の単位を整理します。

ポッドキャスト制作
卓上マイクを挟んで向かい合う架空の二人と、片方の膝に置かれた閉じたノート

ゲーム音響

操作や場面に対応する音を検討します。必要な音素材と、再生の条件や実装側との分担を確認します。

ゲーム音響
木と丸い駒の架空の画面に向かい、ヘッドホンを着けてコントローラーを両手で持つ人物

ノイズ除去・音声修復

雑音や音声の傷みが気になる場合の入口です。元音源を確認し、試聴で調整の範囲を検討します。

ノイズ除去・音声修復
『残す音』と書かれた紙の前で、ヘッドホンを着けて鉛筆を持つ架空の人物

立体音響

音の位置や広がりを扱う表現を検討します。想定する再生環境と、確認できる条件を整理します。

立体音響
白い壁と木の床の室内で、ヘッドホンを着けて横へ顔を向ける架空の人物

音を変える前に、残したいものを決める

雑音を抑えることと、声や楽器の自然な響きを残すことは、同じ確認項目ではありません。問題がある箇所と、変えたくない音の特徴を分けて共有してください。

修復できる範囲は、元音源の状態を確認して検討します。失われた内容が必ず戻る、すべての雑音を取り除けるとは限りません。試聴の結果をもとに、調整を進める範囲や、別の素材を使う可能性も相談します。

素材の状態と、使用先をお知らせください

元音源
形式、長さ、録音した環境、声や音楽が別ファイルになっているか。
確認したい箇所
気になる部分の時刻、困っていること、残したい音の特徴。
使用先
配信、映像、展示などの用途と、分かる範囲の再生・納品条件。
制作の予定
素材の利用条件、確認担当者、必要な版やファイル、希望時期。