変更していない元音源から確認する
- 元ファイル
- 変換や処理前の素材があれば共有します。処理済みの版もある場合は、何を変えたかが分かる形で分けます。
- 気になる箇所
- 時刻と、雑音、途切れ、響きなどの困りごとを添えます。波形だけで原因を決めず、音を聴いて確認します。
- 残したい内容
- 発言の意味、声の質感、演奏や環境の雰囲気など、変更したくないことを共有します。
- 使用する目的
- 公開する音、内容を確認する資料、編集用素材など、どの状態で使うかを整理します。
雑音の減り方だけで採用しない
| 雑音の減り方だけで採用しない | 気になること | 一緒に聴くこと |
|---|---|---|
| 続く背景の音 | 空調や周囲の音などが気になる。 | 声や楽器が細くなったり、不自然に揺れたりしていないか。 |
| 短い不要な音 | 部分的な物音やクリック状の音がある。 | 必要な音の出だしや言葉の一部まで変わっていないか。 |
| 大きな響きや重なり | 声が響く、別の音と重なって聞き取りにくい。 | 内容と自然な余韻をどこまで残せるか。 |
| 欠けや強い傷み | 音が途切れる、ひずみなどで内容が分からない。 | 元に残っている情報、別素材や録り直しの必要性。 |
短い範囲を、同じ条件で聴き比べる
- 比較する箇所を選ぶ
問題と残したい音が一緒に分かる範囲を選びます。元音源を保持し、処理した案と区別します。
- 元と調整案を切り替える
比較しやすい再生音量で聴き、雑音だけでなく声や楽器への影響を確かめます。聴き取れない内容を推測で確定しません。
- 進める範囲を決める
良くなった点と失われた点を記録し、処理を弱める、対象を絞る、別の素材を使うなどの選択をします。全体へ適用した後も通して確認します。
修復の限界を確認する
すべての雑音を消せますか。
元音源の状態を確認し、必要な音への影響を聴いて判断します。雑音が完全になくなることや、音の質感が全く変わらないことは保証しません。
聞こえない言葉を復元したいです。
元音源や確かな原稿、本人の確認など、内容の根拠を揃えます。推測した言葉を実際の発言として扱わず、未確認の箇所を残します。
処理後の音源しかありません。
手元の音と処理の経緯が分かる情報を共有してください。残っている情報と確認できない点を整理し、別素材が必要かを相談します。
変更と保留を元音源へ結び付ける
- 対応する版
- 元音源、試した案、採用した版、処理した範囲。
- 試聴の判断
- 改善した点、音の質感への影響、変更しなかった箇所と理由。
- 利用時の注意
- 内容を確認できない箇所、追加の確認担当、使用先と必要なファイル。
