学ぶテーマを、試せる仕事にする

ここでは日々の仕事で学びを確かめる方法を扱います。会社の研修、資格取得支援、評価制度や受講実績の案内ではありません。

「説明を分かりやすくしたい」なら、一つの案内文を読み手の目的に合わせて書き直すなど、終わりを確かめられる作業にします。最初から実際の運用を変える必要はありません。公開や運用への影響がない例で、どこまで試せるかを決めます。

試す・振り返る・次に使う

正解を覚えるだけでなく、選んだ理由を説明できるかも確かめます。

  1. 一つの条件で試す

    目的、材料、仕上がりで確認する点を先に書きます。手順を見ながら進めた部分と、自分で判断した部分を区別します。

  2. 迷った点を振り返る

    完成したものに加え、判断に迷った箇所、確認した資料、途中で直した理由を残します。答えだけでなく、次に確認したい問いを一つ選びます。

  3. 条件を変えて使う

    別の読み手や材料など、一つの条件を変えた例でも使えるか試します。同じ手順でよかった部分と、判断を変えた部分を説明します。

学んだ記録と、使えた証拠を分ける

学んだ記録と、使えた証拠を分ける分かること追加で確かめること
資料を読んだその内容に触れたこと。要点を自分の言葉で説明し、仕事のどこで使うかを挙げられるか。
手順どおりに試した示された条件で作業を進めたこと。条件が変わるとき、確認する点と変える手順を選べるか。
成果物を作った一つの結果を形にしたこと。目的に合うか、選んだ理由を説明できるか、未確認の点は何か。
誰かへ説明した相手へ内容を伝えたこと。相手が次の作業を始められる材料があり、伝わらなかった点を確認できたか。

引き継ぐのは、完成品と判断の理由

使った材料、前提にした条件、迷った箇所、確認した方法を短く添えます。うまくいかなかった試行も、どの条件では使えなかったかが分かれば材料になります。社内外の資料を共有する場合は、その資料の扱える範囲を確認してから使います。

学びを続けるとき

まとまった学習時間が取れません。

次の仕事で必要になる問いを一つ選び、その問いを確かめる試行に絞れます。扱った範囲とまだ分からない点を残すと、次回の入口ができます。

うまく説明できたら、身に付いたと考えてよいですか。

説明できたことは一つの材料です。別の条件で判断できるか、作業の結果が目的に合うかを別に確かめます。一度の成功を全ての場面で使える証明にはしません。