数える対象と、含めない対象を決める
| 数える対象と、含めない対象を決める | 決めること | 定義に残す例 |
|---|---|---|
| 対象 | 何を一件として扱うか | 完了した操作、確認済みの成果物など、対象となる状態 |
| 期間 | どこからどこまでを比べるか | 開始と終了、集計の締め、反映が遅れる記録 |
| 除外と欠損 | 重複や記録できなかった範囲をどう扱うか | 除外理由、欠損期間、推定で補ったかどうか |
架空の記録で、数え方を試す
- 具体例を用意する
通常の完了、重複、途中で止まった操作、記録漏れの例を架空のデータで作ります。
- 定義どおりに集計する
誰が集計しても同じ扱いになるかを見ます。判断が分かれた例は定義を補います。
- 実際の取得範囲を確認する
必要な記録がどこまで取れるかを確かめ、取得目的や保存範囲、閲覧する人を整理します。
割合は、分子と分母を一緒に残す
割合を使う場合は、何を数えた値を、どの対象数で割ったかを明示します。分母となる対象が変わると、同じ割合の増減でも意味が違う場合があります。
期間や対象の違いを隠して一つの値にまとめず、比較できる範囲を分けます。少ない記録から広い利用者全体の傾向を決めつけません。
取得の遅れと欠損を確認してから締める
記録が後から反映される場合は、確認する時点をそろえます。収集が止まった期間をゼロ件として扱う前に、取得の状態を確認します。
集計条件を変更したら、変更した版と理由を残します。過去の値を新しい定義で組み直した場合も、どちらの定義かが分かるようにします。
測り方を決める際の疑問
測定できなかった期間はゼロとしてよいですか。
発生しなかったことと、記録が取れなかったことは分けます。確認できない範囲を明示したうえで比較方法を考えます。
先に記録を全部集めてもよいですか。
目的に必要な記録から検討します。利用者への説明、保存範囲、参照できる人をそろえ、不要な情報を集める前提にはしません。
