練習で確かめる行動を一つ決める

たとえば架空の書類を見て、不足項目を見つける練習を考えます。「理解した」と答えることと、実際に不足を指摘できることを分けて課題を作ります。

教材をよく知る担当者と、各課題の正解と判断理由を確認します。受講者の前提知識を整理し、初めて出る用語には例や説明を添えて、練習に入る前の負担を調整します。

説明、練習、振り返りを小さく回す

  1. 短く説明する

    一つの作業に必要なポイントを絞り、例と注意点を示します。

  2. 別の例で練習する

    説明に使った例の丸写しでは解けない課題を用意し、どこで迷ったかを残します。

  3. 理由を振り返る

    答え合わせだけで終えず、判断に使う情報を確認します。間違いの多かった説明は修正候補として記録します。

教材の完成と学習の確認を分ける

教材の完成と学習の確認を分ける教材として確認すること試行で確かめること
説明用語と手順が元資料に合っているか。読んだ後に必要な情報を探せるか。
課題正解と理由が矛盾していないか。別の例でも判断の手順をたどれるか。
利用方法文字、音声、操作の選択肢が整理されているか。想定する環境で課題を進められるか。

一単元の試作で残すもの

入力資料
対象業務、受講者の前提知識、元になる手順と用語。
成果物の例
短い説明案、練習問題、回答と理由、振り返り用の問い。
試行の記録
試した課題、迷った箇所、判断の理由、説明の修正点。教材の版と実施条件を合わせて残す。

教材化する前の相談

既存の手順書や研修動画を使えますか。

元資料から一つの作業を選び、説明、練習、振り返りに分けて使えます。手順の変更箇所や、受講者が迷いやすい場面が分かると、試作する範囲を決めやすくなります。

受講者の経験が異なる場合、何を分けますか。

共通して身に付けたい行動を決めたうえで、用語説明や練習の難しさを調整します。同じ判断理由へたどり着けるかを見て、補足教材が必要な箇所を記録します。