練習で確かめる行動を一つ決める
たとえば架空の書類を見て、不足項目を見つける練習を考えます。「理解した」と答えることと、実際に不足を指摘できることを分けて課題を作ります。
教材をよく知る担当者と、各課題の正解と判断理由を確認します。受講者の前提知識を整理し、初めて出る用語には例や説明を添えて、練習に入る前の負担を調整します。
説明、練習、振り返りを小さく回す
- 短く説明する
一つの作業に必要なポイントを絞り、例と注意点を示します。
- 別の例で練習する
説明に使った例の丸写しでは解けない課題を用意し、どこで迷ったかを残します。
- 理由を振り返る
答え合わせだけで終えず、判断に使う情報を確認します。間違いの多かった説明は修正候補として記録します。
教材の完成と学習の確認を分ける
| 教材の完成と学習の確認を分ける | 教材として確認すること | 試行で確かめること |
|---|---|---|
| 説明 | 用語と手順が元資料に合っているか。 | 読んだ後に必要な情報を探せるか。 |
| 課題 | 正解と理由が矛盾していないか。 | 別の例でも判断の手順をたどれるか。 |
| 利用方法 | 文字、音声、操作の選択肢が整理されているか。 | 想定する環境で課題を進められるか。 |
一単元の試作で残すもの
- 入力資料
- 対象業務、受講者の前提知識、元になる手順と用語。
- 成果物の例
- 短い説明案、練習問題、回答と理由、振り返り用の問い。
- 試行の記録
- 試した課題、迷った箇所、判断の理由、説明の修正点。教材の版と実施条件を合わせて残す。
教材化する前の相談
既存の手順書や研修動画を使えますか。
元資料から一つの作業を選び、説明、練習、振り返りに分けて使えます。手順の変更箇所や、受講者が迷いやすい場面が分かると、試作する範囲を決めやすくなります。
受講者の経験が異なる場合、何を分けますか。
共通して身に付けたい行動を決めたうえで、用語説明や練習の難しさを調整します。同じ判断理由へたどり着けるかを見て、補足教材が必要な箇所を記録します。
