教材を作る前に、できるようになることを揃える

学ぶ人の前提
初めて触れる内容、すでに知っていること、読む言語や利用する端末。
到達点
学習後に説明する、選ぶ、操作するなど、確かめられる行動。
内容の確認先
教える内容の原本と、正しさを確認する担当者。
学び方と時間
一人で進めるか、講師と進めるか。区切って取り組める長さ。

説明の種類に合わせて、教材を組み合わせる

説明の種類に合わせて、教材を組み合わせる向いている内容使うときの確認
文章と図用語、関係、条件を自分のペースで読み返す。見出し、読み順、図の説明、印刷したときの読みやすさ。
短い実演映像操作の順序と、操作前後の状態を見比べる。停止と見直し、字幕、実際の手順との一致。
演習学んだ内容を使って判断や操作を試す。取り組む条件、答えの理由、やり直し方。
振り返り分かったことと、次に確かめることを整理する。採点の有無、確認する担当、結果を使う範囲。

一つの学習単位を試し、教材全体へ広げる

  1. 到達点と構成を決める

    説明、実演、演習、振り返りを、学ぶ順序に並べます。

  2. 代表する一単位を制作する

    元資料と説明を照合し、最初の教材を完成形で確認します。

  3. 学ぶ人の操作を確かめる

    どこで迷うか、何を見直すかを観察します。回答の正誤だけで理解を断定しません。

  4. 内容を揃えて展開する

    用語と操作を統一し、各単位に必要な説明と演習を作ります。

操作を教える映像は、手順を確かめてから

機器やソフトウェアの説明では、対象の版と実際の手順を確認します。画面や動作を生成した見本は、実製品で動作を確かめた記録とは区別します。

音で判断する内容には音声付きの説明を用意し、必要な箇所を停止して聞き直せるようにします。字幕や文字の説明も、同じ手順と版へ対応させます。

講師や運用担当へ渡すもの

学習単位ごとの素材
本文、図、映像、演習、字幕、画像説明。
教える内容の対応
元資料と確認担当、対象の版、制作時に残った確認事項。
運用と更新の案内
公開する場所、差替え方法、更新する箇所と担当。

教材の制作でよくある相談

既存の研修資料を使えますか。

資料を原本として、学ぶ人と到達点を確認します。投影用の資料を一人で学ぶ教材へ変える場合は、講師が口頭で補っていた説明も整理します。

動画だけで完結させる必要がありますか。

内容に合わせて、読み返せる文章や図、試す演習を組み合わせます。動きが理解を助ける箇所を映像にします。

受講記録を残す仕組みも依頼できますか。

使う学習環境、必要な記録、閲覧できる担当者を確認して範囲を決めます。教材の完成と、記録する仕組みの導入・運用は分けて確認します。