試してよい範囲を、開始前に共有する

対象
確認する画面、連携機能、版を指定します。別のシステムや関係者の環境を無断で試験対象に含めません。
データ
架空の資料や専用の試験データを用意します。外部への送信や公開を伴う操作は、試験用の行き先で確認します。
担当
実施者、観察する人、止める判断をする人を決めます。発見した問題の共有先も先に用意します。
終了条件
意図しない外部操作やデータの露出などが見えた場合の停止条件を定めます。試験の範囲を勝手に広げないようにします。

成功例とは別に、崩れる条件を用意する

成功例とは別に、崩れる条件を用意する普段の動作確認想定外を探す確認
資料整った資料から答えを探す。不足や矛盾がある資料を渡す。
依頼必要な条件を満たす依頼を渡す。曖昧さや途中変更がある依頼を渡す。
連携連携先が応答する条件で確かめる。失敗、遅延、途中停止の結果を確かめる。
指示の境界担当者の依頼に沿って処理する。許可された試験環境で、参照資料内の指示を正規の依頼と取り違えないか確かめる。

見つけた一件を、直せる記録にする

  1. 再確認できる条件を残す

    入力、対象の版、設定、期待した結果と実際の結果を区別して記録します。必要な範囲の証拠だけを保存します。

  2. 影響を確かめる

    表示の違和感か、誤情報か、外部操作につながる問題かを整理します。再現の頻度も、分かった範囲で記録します。

  3. 修正後に同じ条件で確かめる

    元の事例を再実行し、周辺の通常操作も確認します。再現しなかったことと、原因を解消したことを区別します。

問題の数より、どこまで確かめたかを伝える

報告には、試験した範囲と試験していない範囲、実行した条件、残った問題を含めます。見つかった件数だけでは、利用時の影響や確認の広さを説明できません。

試験で得た具体的な問題の共有範囲も決めます。修正担当には再現に必要な情報を届け、利用者への案内では影響と対処に必要な情報を分かりやすく伝えます。

試験結果についての疑問

問題が見つからなければ、安全と宣言できますか。

実施した条件で問題が見つからなかったと記録します。対象外の機能や入力まで確認したとは扱いません。

本番でしか再現しない場合はどうしますか。

まず、本番との差分を整理して試験環境で近づけられるかを検討します。本番の確認が必要なら、範囲と影響、停止方法を関係者と先に決めます。