テーマの前に、仕事の現状を揃える
- 困っている場面
- 誰が、どの作業で、何に困っているかを具体的な一場面で説明します。技術名を使わずに伝えられることを目安にします。
- 今の方法
- 人が行っている確認や既存の道具も比較対象に含めます。新しい方法を入れない選択肢を残します。
- 分かっていない点
- 入力が揃うか、結果を判定できるか、使う人に負担が増えないかなど、答えのない点を分けます。
- 変えられない条件
- 公開できない資料、使える時間、確認を省けない工程を先に書きます。条件を満たせないテーマは範囲を見直します。
広い関心を、確かめられる問いへ変える
| 広い関心を、確かめられる問いへ変える | まだ広い関心 | 検証する問いの例 |
|---|---|---|
| 文章の活用 | 社内資料を便利にしたい。 | 対象を絞った資料から、出典を示して必要な箇所を探せるか。 |
| 画像の制作 | 制作を速くしたい。 | 同じ説明目的で複数案を用意したとき、何を比較すれば採用を判断できるか。 |
| 引継ぎ | 知識を残したい。 | 初めて担当する人が、記録だけで前提と未解決点を追えるか。 |
候補を減らすための三つの確認
- 結果の使い道を言葉にする
結果によって、続ける、範囲を狭める、見送るのどの判断が変わるかを示します。判断が変わらない試験は必要性を考え直します。
- 確認できる材料を探す
使える入力と、結果を見て判断する人を確かめます。材料の利用条件が分からない場合は、先に確認する課題として残します。
- 最初の対象を小さくする
仕事全体ではなく、一種類の資料や一つの工程から始める案を作ります。対象を絞った理由と、対象外を一緒に記録します。
見送る条件も、テーマの一部にする
期待した効果が見えない場合だけでなく、確認に必要な手間が大きい場合や、扱える情報の条件が合わない場合も検討します。始める条件と続けない条件を同じ紙に置くと、試作を続けること自体が目的になるのを防ぎやすくなります。
このページはテーマを選ぶための整理方法です。記載した例は、当社が実施済みの研究や、今後の開発を約束するものではありません。
選定の途中で迷ったら
使いたいモデルが先に決まっていても構いませんか。
候補として扱い、そのモデルで何を確かめたいかを問いに戻します。他の方法と比べる必要や、使わない条件も整理します。
候補が多く、優先順位がつきません。
結果が次の判断に直結するもの、必要な材料を揃えられるものから比べます。根拠のない点数だけで順番を決めず、選んだ理由を短く残します。
