項目名だけでなく、値の意味を決める

例えば「登録日」が、最初に申し込んだ日か、処理が確定した日かで、集計の結果は変わります。日付の基準、未入力の意味、状態の区分などを、実際の利用場面に沿って言葉にします。

項目ごとに、元になる情報、変更する人、使う画面や処理を対応させると、定義の違いが起きる場所を見つけやすくなります。

項目ごとにそろえる管理情報

意味と形式
何を表す値か、単位、日付の基準、空欄を認める条件。
更新の基準
どこから受け取り、誰が直し、複数の値が異なるときに何を優先するか。
利用の範囲
どの業務で使い、誰が閲覧・更新できるか。検証用に持ち出す範囲も含める。
残す期間と終わり方
業務上必要な期間、削除の対象、関連する複製や履歴への反映方法。

作成から削除までの変化を追う

作成から削除までの変化を追う照合すること残す判断
新しく受け取る同じ対象を示す情報がすでにないか、入力の定義に合うか。同一対象の識別方法と、受け入れない値の扱い。
内容を訂正する訂正の根拠と、値を使っている先。反映する範囲と、過去の状態を残す必要性。
別の場所へ移す項目の対応、件数や代表例の一致。利用側を切り替える条件と、戻す場合の手順。
利用を終える検索用の情報、出力済みの資料、復元用の保存との関係。削除を反映する範囲と、別に残す必要がある情報。

少数の例を最後までたどる

  1. 判断が分かれる値を選ぶ

    通常の値、未入力、訂正済みの値、削除対象などを選び、期待する扱いを記します。

  2. 使われる先をたどる

    入力元から画面、集計、連携先まで、同じ例がどう見えるかを照合します。

  3. 移行と復元の条件を確かめる

    戻す対象の時点、関連する情報の整合、削除済み情報の扱いを決め、検証できる範囲で結果を確認します。

よく使うデータの一覧から始める

検討の入口には、業務でよく使う一覧や帳票を一つ選びます。各項目の説明、元になる情報、更新担当、困っている食い違いを添えると、必要な定義と見直す範囲を絞れます。

その情報を検索や回答生成にも使う場合は、閲覧できる範囲と更新・削除の反映を、検索側でも確認します。