効果の量より、見せたい変化を決める

光を加えて歌い出しを印象付ける、背景を整理して表情へ視線を集める。何を伝えるために効果を使うのかを、カットの主題と結び付けます。

効果を入れる前の映像も残し、何が変わったかを見比べます。派手になったことだけで判断せず、人物や演奏が読めることを優先します。

合成する素材の条件を揃える

画の大きさと時間
素材の画面比率、解像度、長さ、時点の対応を確認します。前後のカットとのつながりも含めて整理します。
透明な領域
人物や効果の外側をどう扱うかを確認します。透明部分の縁に色が残ったり、背景が透けすぎたりしないかを見ます。
重ねる順序
前景、人物、背景の位置関係を決めます。手や楽器の前を通る効果は、見せたい動作を隠さないかを確かめます。
色と明るさ
素材を重ねる前後で、顔や衣装の明るさが変わりすぎないかを確認します。色の扱いはカラー工程と揃えます。

輪郭と動く境界を、細部と時間から見る

  1. 輪郭を原寸で見る

    髪、指、楽器、細い線の縁を確認します。抜けや色の縁取りが残っていないかを調べます。

  2. 動く途中を再生する

    開始と終了だけでなく、効果が人物を横切る瞬間や、カメラが動く区間を見ます。

  3. 前後のカットにつなぐ

    同じ作品の中で明るさや効果の強さが急に飛ばないかを確認します。必要な修正を、素材と時点に結び付けます。

静止した確認と、時間の確認

静止した確認と、時間の確認止めて見る続けて見る
輪郭細い線、透明部分、人物と背景の境界。動いたときの縁の揺れ、ちらつき、抜け。
効果の位置顔や楽器を隠していないか。動作に追いつくか、ずれて残らないか。
場面の印象一枚で主役が伝わるか。効果が入る瞬間と消える瞬間が流れに合うか。

効果を確定する前に

完成した一枚で、合成の確認を終えてよいですか。

一枚では時間による不具合は判断できません。実際の映像を再生し、必要な区間を停止して確認します。

あとで効果の強さを変えたい場合はどうしますか。

元の素材、重ね方の設定、確認用の書き出しを分けて残します。編集担当へ渡す内容と、後から調整する範囲を整理します。