始まり、主な動き、終わりを先に描く
マイクを持ち上げる、顔を向ける、演奏に合わせて体重を移す。まず、一つの動作がどう始まり、どの形を通り、どこで落ち着くかを主要なポーズで示します。
キーフレームでは、ある時点の位置などの値を決め、その間の変化を扱います。自動で間がつながっても、意図した重さや表情になるとは限らないため、動作の途中も見て判断します。
同じポーズでも、時間の置き方で変わる
- 動き出す前
- 予備の姿勢や視線を置く時間を考えます。何を始めるのかが読み取れるかを見ます。
- 動作の途中
- 速く見せたい区間と、ゆっくり追いたい区間を分けます。等間隔に動かすことだけを基準にしません。
- 止まる瞬間
- 停止した直後の髪や衣装、手の動きを含めて確認します。止める場所が曲や感情の区切りと合うかを見ます。
- 繰り返し
- ループさせる動作では、終わりと始まりの姿勢が飛ばないかを実際に続けて見ます。
接地と接触を、動きの途中で確認する
- 足と床を見る
足を置いたままの場面で滑っていないか、重心が不自然に移っていないかを確かめます。
- 手と道具を見る
マイクや楽器を持つ手、演奏する指、ストラップの位置を動作の途中で確認します。
- カメラから見直す
作業中の見やすい角度だけでなく、実際に使うカメラから、顔や手元が隠れないかを確かめます。
曲に合わせる箇所と、自然に見せる箇所
| 曲に合わせる箇所と、自然に見せる箇所 | 時点を揃えたい動作 | 流れを見たい動作 |
|---|---|---|
| 例 | 歌い出し、見せたい演奏のアクセント、カットの切り替え。 | 視線の移動、姿勢の移り変わり、髪や衣装の余韻。 |
| 確認すること | 採用音源と実際に再生して対応を見る。 | 前後を含めて再生し、急な変化や途切れを見る。 |
| 記録すること | 音源の版、対象区間、合わせたい位置。 | カット、気になる動作、直した後の確認箇所。 |
動作の確認を終える前に
主要なポーズがきれいなら、確認は終わりですか。
途中の姿勢、接触、輪郭の変化も見ます。先頭と最後だけでは、動きの中で起こる形の崩れを見落とすことがあります。
画面に表示される波形で音との一致を判断できますか。
波形は位置を探す手がかりです。見せたい動作と音の対応は、採用する映像と音源を一緒に再生して確認します。
