録音と演奏情報を、別の素材として扱う
- 録音した音
- 歌、楽器、環境音などの音声ファイルです。録った場所やテイクを識別し、元のファイルを残して編集に使います。
- 演奏情報
- MIDI は音そのものではなく、音程や演奏のタイミングなどを伝える情報です。どの音源で鳴らすかも制作条件に含めます。
- トラックの役割
- 主旋律、伴奏、リズムなどの役割が分かる名前を付けます。聴き比べたい候補と、同時に鳴らす素材を区別します。
- 曲の見取り図
- 導入、展開、終わりを先に仮置きします。細部の音づくりを進める前に、曲として追える流れを確認します。
一音の調整と、曲全体の判断を往復する
| 一音の調整と、曲全体の判断を往復する | 素材やパートを単独で聴く | 曲全体の中で聴く |
|---|---|---|
| 確かめること | 音の出だし、不要な音、演奏の切れ目。 | 主役が伝わるか、他のパートとぶつからないか。 |
| 編集する範囲 | 選んだテイクや一つの区間。 | 区間の長さ、音が加わる順序、曲の展開。 |
| 判断の残し方 | どの素材の、どの箇所を直すかを記す。 | 変更が曲全体にどう影響したかを記す。 |
試作のプロジェクトを、再開できる形にする
- 素材を揃える
使う音声、演奏情報、必要な音源を整理し、テンポや曲の長さを仮に決めます。
- 大きな構成を作る
短い区間だけを完成させる前に、最初から最後までの仮の流れを作って聴きます。
- 判断した版を残す
大きな変更の前後を別の版として保存し、戻せる状態を保ちます。参照する音声ファイルも一緒に追えるようにします。
保存したプロジェクトと、納品する音は別に確かめる
プロジェクトには、素材の位置や処理の設定が含まれます。一方、書き出した音源には、選んだ範囲で実際に鳴る音がまとまります。保存できたことだけで、必要な音源ができたとは判断しません。
書き出す範囲、チャンネル、形式を用途に合わせて決め、生成されたファイルを先頭から終端まで聴きます。余韻の切れ、意図しない無音、鳴らしていないパートの混入も確認します。
別の担当者へ渡すときの確認
プロジェクトファイルだけを渡せば開けますか。
参照音声や音源、追加の処理機能が別に必要な場合があります。受け渡し先で開き、想定した音が鳴るかを確かめる手順を用意します。
使う製品は、この段階で一つに決めるべきですか。
先に必要な録音、編集、共同作業、書き出しの条件を整理します。その条件に合う制作環境を選び、受け渡し先でも必要な素材と音源を使えるか確かめます。
