素材と基準を揃えてから、色を動かす

  1. 素材の扱いを確認する

    素材がどのような色の条件で用意され、制作環境と出力先でどう扱うかを整理します。

  2. 基準のカットを選ぶ

    明るさ、人物や物の色、場面の雰囲気を確認する基準を一つ選びます。

  3. 前後のカットと比べる

    一枚ずつ良く見えることだけでなく、連続して見たときに意図しない差がないかを確認します。

揃える調整と、印象を作る調整

揃える調整と、印象を作る調整差を揃えるための調整演出として選ぶ調整
目的同じ場面で意図せず変わった明るさや色を整える。曲や場面に合う冷たさ、暖かさ、強さを選ぶ。
基準選んだ基準カット、素材の条件、前後のつながり。企画の意図と、主役の読みやすさ。
確認補正した理由と影響する範囲を記録する。意図的な変化と、不要な違和感を区別する。

色を比べるときの条件を揃える

明るい部分と暗い部分
顔や重要な道具の形が読めるかを見ます。同じ画を比較するときは、表示の条件も揃えて確認します。
色の偏り
同じ物が別のカットで違う色に見えないかを比べます。照明の意図による差と、不要な差を分けます。
アニメの線と塗り
色を調整したときに輪郭が埋もれたり、陰影の境界が読みにくくなったりしないかを確認します。
見る環境
画面や部屋の条件も判断に影響します。確認した環境を共有し、数値の表示だけで見た目を確定しません。

作業画面から出た後の色も確かめる

色を整えたタイムラインと、掲載用に書き出したファイルは別に確認します。出力時の色の扱いや再生環境によって、想定と違う見え方になっていないかを調べます。

基準のカットを含む短い範囲で試し、条件が固まってから全体を確認する方法があります。再書き出しした場合も、前の版を見た記録だけで新しいファイルを確認済みにしません。

調整の判断を共有するときに

色の設定を当てれば、すべての素材が揃いますか。

元の素材の条件が違えば、同じ設定でも同じ見え方になるとは限りません。基準の画と比較し、カットごとの違いを確認します。

色を変えた理由はどこまで残しますか。

対象のカット、基準にした画、意図した印象、書き出し条件を残します。前後の場面に影響する変更は、編集担当とも確認します。