原本、作業版、採用版を混ぜない

原本、作業版、採用版を混ぜない役割残したい情報
原本撮影、録音、受領、生成などで最初に得た素材。入手元、作成時点、使用できる条件、元のファイル。
作業版編集や調整を進めている素材とプロジェクト。何を元にしたか、変更した内容、必要な関連素材。
採用版確認して、次の工程や掲載に使うと決めたファイル。判断した人、対象の版、確認内容、利用する場所。

名前だけでなく、関係を残す

識別しやすい名前
案件、用途、版を区別できるルールを決め、用途などの分類情報も添えます。「最終」という語だけで複数の候補を見分けようとしません。
元の素材との関係
画像の修正、音の加工、映像の編集が、どの原本から作られたかを残します。
参照するファイル
プロジェクトが外部の音声、画像、映像などを参照する場合は、その対応を確認します。
使える条件
素材の利用範囲や共有先を確認し、条件が不明なものを採用版と混ぜないようにします。

別の場所で開いて、受け渡しを確かめる

  1. 必要な素材を集める

    プロジェクト本体に加え、参照するファイルを整理します。使っていない候補を含めるかも決めます。

  2. 受け渡す状態で開く

    元の作業場所への参照がなくても開けるかを確認します。欠ける素材や追加機能がある場合は、その内容を記録します。

  3. 採用版と対応を照合する

    開いた結果と、確認済みの書き出しを比べます。渡したものだけで、どの素材を採用したか追えるかを確かめます。

差し戻した版も、判断の経緯として残す

採用しなかった候補にも、どこが合わなかったかという情報があります。元のファイルを黙って上書きせず、採用した版と区別して残すことで、同じ問題を繰り返しにくくします。

ただし、すべてのファイルを同じ場所へ増やし続けるだけでは探しにくくなります。保管する範囲、整理する時期、確認する担当者を決め、採用版への参照を維持します。

後から作業を再開するために

関連ファイルを集めれば、再現は保証されますか。

素材以外に必要な音源や追加機能、制作環境の条件が残る場合があります。まとめただけで完了とせず、実際に開いて確認します。

採用したファイルを後から修正したらどうしますか。

新しい版として区別し、何を直し、どの確認をやり直したかを残します。以前の採用記録を、新しい内容へ自動的に引き継がないようにします。