原本・公開用・納品用の役割を分ける

原本
再編集や復旧の根拠となる素材です。更新履歴、関連する許諾情報、保持する期間を整理します。
公開用
ウェブ表示に合わせた派生ファイルです。参照元のページと、作成に使った原本の版を結び付けます。
納品用
合意した相手に渡す版です。対象ファイル、形式、受け渡し日、差し替え時の連絡方法を記録する案を検討します。

相手と公開範囲から、渡し方を選ぶ

相手と公開範囲から、渡し方を選ぶ公開URL期限付きの共有認証後の受け渡し
想定する対象一般に公開するファイル限られた期間だけ渡すファイル利用者の権限を確認して渡すファイル
確認すること意図した版が常に参照されるかリンクが転送された場合の扱い本人確認と閲覧権限の判定方法
注意する境界URLを知る人への限定公開とは異なる期限だけで相手を本人確認できないログインの仕組みとファイル取得を合わせて設計する

差し替えの前後を、記録でつなぐ

  1. 渡す対象を確定する

    原本と派生版を混同しないよう、納品対象と版を一覧にします。相手が確認する形式や用途も合わせます。

  2. 共有経路を確認する

    受け取る側の条件で取得できるか、期限切れ時に再案内へ進めるかを確認する手順を用意します。

  3. 差し替え時の扱いを残す

    旧版を保管する範囲、新版への参照変更、相手への連絡を分けて記録します。削除前には保持や復旧の要件を確認します。

版を残すことと、残し続けることを区別する

S3 Versioningは、同じオブジェクト名の複数の版を保持するための仕組みです。以前の版を参照・復元する助けになりますが、保管された各版には保存量に応じた費用がかかります。

原本、公開用、作業途中のファイルで保持方針を分けます。古い版を削除するルールは復旧に使える期間にも関わるため、容量を減らす設定だけを先に決めないようにします。

共有リンクと保存履歴の疑問

署名付きURLは、一度使うと失効しますか。

S3の署名付きURLは、通常は有効期間中に繰り返し利用できます。リンクを持つ人が利用できるため、一度だけの受け渡しや本人確認が必要な場合は、別の制御を検討します。

共有URLに設定した期限まで、必ずアクセスできますか。

署名に使った認証情報の有効期限や失効などによって、URLで指定した期限より早く利用できなくなる場合があります。期限切れや失敗時に再案内できる手順を決めておきます。