出来事と、その説明を分ける

一つの依頼を振り返り、次の進め方を相手と相談するためのガイドです。

いつ、何の版で、どの受け渡しに行き違いがあったかを残します。「連絡不足だった」とまとめる前に、共有した内容、共有先、確認できた時点を見返し、分からないことは仮説として区別します。

振り返りの整理欄

振り返りの整理欄書き留める内容次へ進むための問い
出来事実際に起きたことと、その記録。影響した作業や人はどこまでか。
条件役割、日程、使用した資料、変更点。当初の想定と何が違ったか。
変える案依頼項目、確認時点、受け渡す資料など。どの行き違いを減らしたい変更か。
確かめ方試す範囲と、結果を見る方法。良くなった点と増えた負担をどう確認するか。

一つの変更を試して確かめる

効果を断定する前に、試行の条件と結果をそろえます。

  1. 変える箇所を絞る

    複数の案があるときは、次の依頼で試す箇所を選びます。変える内容と、そのままにする内容を相手と共有します。

  2. 確認する材料を決める

    確認待ちの発生や、資料を探し直した場面など、変更の目的に関係する記録を選びます。記録自体の負担も見ます。

  3. 続けるか見直すかを考える

    試行結果と条件を比べ、継続、修正、取りやめを検討します。一件の結果だけで、すべての依頼に効くと決めつけないようにします。

次の担当が使える形で残す

変更前と変更後、選んだ理由、試した範囲、未確認の点をまとめます。次の依頼に関係する項目だけを依頼メモへ反映し、どの振り返りを基にした変更かたどれるようにしてください。

振り返りが進まないとき

原因について意見が分かれています。

確認できる出来事をそろえ、説明が分かれる箇所を仮説として並べます。誰かの説明を先に正解とせず、何を確かめれば違いが分かるかを考えます。

変更しても差が見えません。

試した範囲や仕事の条件、確認方法を見直します。効果が分からない状態を成果へ置き換えず、続けて確かめるか別の案へ変えるかを判断します。