試すことを一つに絞る

ここで示すのは試行と振り返りの進め方です。会社が実施した改善活動や、環境負荷の削減成果を示すものではありません。

気になっている作業を一つ選び、何を変え、何を変えずにおくかを書きます。複数の変更を同時に行う必要があるときは、結果の理由を分けにくいことも記録してください。

試す前から振り返りまでをつなぐ

小さな範囲でも、元に戻せる材料と確認条件を残します。

  1. 変更前を残す

    対象、期間、作業の状態、参照した資料を記録します。戻す可能性がある設定や制作物は、区別できる形で保存します。

  2. 範囲を決めて試す

    確認すること、作業を止める条件、試す範囲を決めます。品質や使い方への影響も同時に観察します。

  3. 結果を照合して選ぶ

    変更内容と実際に確認した結果を並べます。続ける、修正して再び試す、元へ戻す、いったん保留する選択肢を比べます。

結果を読むときに分けるもの

結果を読むときに分けるもの確かめること次へ残すこと
変更の効果試す前後で同じ条件の記録があるか。変化した点と、条件が違って比べられない点。
作業の負担手間が減った場所と、新しく増えた場所。別の人や工程へ移った作業も含めた記録。
品質と利用必要な情報や機能が保たれているか。困った場面、確認していない利用条件。
環境への説明何を直接記録し、何を推定しているか。作業の短縮などの事実と、別の根拠が必要な環境効果。

次の試行には、一つの問いを渡す

うまくいった手順だけでなく、試せなかった条件や判断に迷った点も残します。「次はどの条件を変えれば確かめられるか」を一文にして、同じ確認をやり直す範囲と新しく試す範囲を分けてください。

試行を続けるとき

目に見える改善がなかったら、記録は不要ですか。

変えた範囲と、変化を確認できなかった条件も次の材料になります。結果をよく見せるために説明を足さず、何が分かり、何がまだ分からないかを残します。

一回うまくいけば、全体へ広げられますか。

対象や利用条件が変わる場合は、同じ結果になるかを別に確認します。広げる前に、試した範囲と試していない範囲、戻す方法を整理してください。