その場所で、何を伝えるか
作品を通して見る場所と、短い告知を目にする場所では、最初に必要な情報が違います。掲載先、想定する見られ方、視聴後の行動を先に揃えます。短い版でも、元の話の条件や結論が変わらないようにします。
日本アニメ風のバンドMVなら、全曲の世界観を見せる版と、特徴的な一節を案内する版を分けて考えます。使用する曲の区間と、映像を切ってよい範囲を確認してから、長さを組み立てます。
変えるものごとに、見直す箇所がある
| 変えるものごとに、見直す箇所がある | 変える内容 | 見直す箇所 |
|---|---|---|
| 長さ | 本編、抜粋、短い案内など、目的に合わせた構成。 | 冒頭の情報、前後の意味、音の切れ目、最後に残る案内。 |
| 画面の形 | 横長(16:9)、縦長(9:16)、正方形(1:1)など、掲載枠に合う構図。 | 掲載先が指定する比率・寸法と、人物の顔、演奏の手元、楽器の先端、文字の位置。 |
| 言語と音 | 字幕、表示する原文、音を出せない場所での伝え方。 | 字幕の版、読む時間、画面内の案内とリンク先の言語。 |
代表場面から、必要な版へ展開する
- 元の版を決める
全体の構成、曲、字幕の基準となる版を決めます。変更があれば、どの版に反映するかを追えるようにします。
- 切り取りで足りるかを見る
代表的な場面を掲載枠に置きます。バンド全員と演奏の手元を同時に残せない場合は、寄る対象やカットの順序を見直します。必要なら構図を作り直す範囲を相談します。
- その版だけでも確かめる
音を聴き、文字を読み、最後の案内まで再生します。元の版を知らない人にも意味が通るか、掲載画面で確認します。
版の一覧に残す情報
- 用途と掲載先
- 何のための版か、掲載する場所、使う時期。受入条件がある場合は資料と確認日も共有します。
- 変えた範囲
- 元の版、抜粋した区間、画角、言語、音や字幕、最後の案内。
- 確認の状態
- 確認した版と担当、修正待ちの箇所、まだ確認していない掲載環境。ファイル名だけで完了と判断しません。
横展開を始める前の相談
横長の映像から、そのまま縦長版を作れますか。
主題の位置と元の画角によります。中央だけを切ると、顔や楽器、字幕が欠けることがあります。代表場面で見え方を確認し、切り取りで足りる範囲と再構成する範囲を決めます。
すべての版に同じ修正を反映しますか。
元の内容に関わる修正と、特定の掲載先だけの修正を分けます。変更の一覧を使い、影響する版を確認してから反映します。
