何を文字にするかを選ぶ

何を文字にするかを選ぶ文字にする内容先に確かめること
話し言葉発言の意味、固有名詞、必要に応じた話者の区別。確認済みの原文と音声、表記の揺れ、聞き取れない箇所。
音の情報場面の理解に必要な音楽や効果音。音の役割と、映像だけでは伝わりにくい情報。すべての音を機械的に列挙するものではありません。
別の言語原文の意味を、対象の読者に合う表現へ移す字幕。翻訳する原文の版、用語、話者や文脈、言語ごとの確認担当。

文字を入れる前に、原文を確かめる

自動で起こした文字も、元音声と照合してから使います。聞き取れない箇所を推測で確定せず、確認が必要な位置を残します。要約する場合は、言い切りや条件が変わっていないかを見直します。

日本アニメ風のバンドMVでは、歌詞を見せる演出と、音や発言を伝える字幕を分けて考えます。歌詞を載せる場合は使用する正式な歌詞と版、掲載できる範囲を共有してください。文字の動きを曲に合わせる演出は、字幕の読める時間とは別に決めます。

読み始めから、次の画面まで確認する

  1. 一つの意味で区切る

    一度に読む量と改行位置を整えます。名前や文のつながりを途中で切らず、画面内の大切な情報と競わない場所を選びます。

  2. 映像の速さで読む

    字幕が出る時点、読む時間、消える時点を再生して確かめます。静止画で読めても、カットが変わる中で追えるとは限りません。

  3. 掲載先で確かめる

    小さな画面での文字の大きさ、人物や操作部との重なりを見ます。選択式字幕では表示・非表示の操作や言語の選び方も確認します。

マイクスタンドとドラムのある無人の夜の屋上ステージと、下部の無地の濃藍帯を組み合わせたCGの説明図
字幕の読む時間と画面の切り替わりを考えるための、架空の舞台の説明例です。実際の受託制作や字幕品質の検証結果を示すものではありません。

相談時に揃える、原文と掲載条件

映像と音声の版
字幕を合わせる映像、確認済みの原文、名前や用語の表記。編集が変わった箇所は時点を添えて共有します。
表示形式
映像に文字を入れる形式か、見る人が切り替える字幕かを選びます。掲載先が受け付ける形式や設定は、その掲載先の条件を確かめます。
読む人と確認担当
想定する読者、必要な言語、原文や訳文を確認する担当。読みやすさの確認範囲と未確認の環境も残します。

字幕づくりで、先に決めたいこと

歌詞を出せば、字幕として十分ですか。

目的によります。歌詞の演出だけでは、話者や場面に必要な音の情報まで伝わらない場合があります。歌詞表示と字幕の役割を分け、必要な情報を確認します。

字幕を付ければ、どの環境でも同じように読めますか。

表示できる形式や見え方は掲載先や端末で変わります。実際の画面で確認した範囲を共有し、未確認の環境まで同じ表示や基準への適合を約束しません。