誰に、どの立場で話す声か
- 聴く相手と環境
- 初めて案内を聞く人か、繰り返し使う人かを整理します。端末、音量、周囲の音、長く聞くかどうかも共有します。
- 話す役割
- 説明、案内、物語、対話などの役割を決めます。専門家や実在の担当者の発言と誤認させない立場も確認します。
- 話す内容
- 代表となる原稿を用意します。短い案内、長い文、数字や固有名詞など、実際に使う言葉を含めます。
- 避けたい印象
- 急かす感じ、過度な抑揚、親しすぎる話し方など、用途に合わない点を言葉にして共有します。
声の好みを、調整する観点に分ける
| 声の好みを、調整する観点に分ける | 聴くときの観点 | 比べる条件 |
|---|---|---|
| 声の印象 | 落ち着き、柔らかさ、明るさなど、役割に合うか。 | 同じ原稿と聴取環境で、変えたい印象を絞る。 |
| 速さと区切り | 言葉のまとまりを追えるか、急いで聞こえないか。 | 数字や長い文を含め、必要な間を残して比べる。 |
| 抑揚と強調 | 重要な言葉が伝わるか、意味と強調が一致するか。 | 強調する語句を揃え、過度な表現を避けたい箇所を示す。 |
| 繰り返したときの印象 | 連続する案内や長い文章で聞き続けやすいか。 | 一文の比較だけでなく、想定する使い方でも確認する。 |
同じ原稿を聴いて、選ぶ理由を残す
- 比較用の一節を決める
実際の用途に近い文章と読み方を揃えます。参考音声がある場合は、使える条件と参考にしたい要素を確認します。
- 印象と読みを別に評価する
声を聞いて、好きかどうかだけでなく、読み間違い、速さ、間、役割への適合を記録します。波形や画面だけを見て聴取済みとはしません。
- 採用条件をまとめる
選んだ音声例と原稿の版、残す特徴、変える点を揃えます。他の文章でも条件が保たれるかを確認する範囲を決めます。
声のイメージを言葉にするために
特定の人に似た声を希望できますか。
本人の確認や素材の利用条件を先に揃えます。漠然と似せる希望と、速さや落ち着きなどの一般的な特徴を参考にする相談を分けてください。
声に名前や人物設定を付けるべきですか。
使う立場を整理する手掛かりにはなりますが、実在人物の経歴や資格を補う必要はありません。架空の案内役なら、そのことが伝わる説明も検討します。
一度選べば、どんな原稿でも同じ印象になりますか。
文の長さ、読み方、強調する言葉で印象は変わります。採用例を基準に、用途の異なる文章や変更時に聴き直す範囲を決めます。
再確認に使う、声の設計メモ
- 基準の例
- 原稿、読みの指示、採用した音声例を一組で保管します。
- 使う範囲
- 用途、掲載先、期間、素材や声の利用条件を整理します。
- 変更時の確認
- 新しい言葉や言語、長い原稿へ展開する場合に、読みと声の方向を誰が確認するかを残します。
