紙面の要素を、耳でたどる形へ
| 紙面の要素を、耳でたどる形へ | 音声での扱い | 原稿で確認すること |
|---|---|---|
| 章と見出し | 章名を読むか、章の間をどう分けるか。 | 目次との対応、順序、ファイルや再生単位の区切り。 |
| 本文 | 文のまとまり、読み方、長い文の間。 | 表記ゆれ、固有名詞、数字、記号を読む範囲。 |
| 注記と引用 | 本文の流れを保ちながら、必要な補足をどう示すか。 | 読む位置、本文との区別、原文から変えてよい範囲。 |
| 図表や参照 | 見なければ分からない情報を、どう補うか。 | 説明文の有無、別資料の案内、内容を確認する担当。 |
基準になる原稿を一つにする
- 原稿の版
- 音声化する本文と目次、修正一覧を揃えます。紙面から取り出した文章は、抜けや読み順の違いも確認します。
- 利用できる範囲
- 原稿、引用、挿入する音や素材を音声で公開できる条件と、確認先を共有します。
- 読みの一覧
- 人物名、地名、専門用語、同じ言葉の読みをまとめます。本文全体で揃える表現も記録します。
- 聴く形
- 通して聴く用途か、章を選んで戻る用途かを共有します。予定する配信先と必要な形式も確認します。
代表的な章で、長く聴いた印象を確かめる
- 確認要素のある章を選ぶ
固有名詞、長い文、注記などを含む箇所を選び、読みと区切りを決めます。会話がある場合は、話者をどう区別するかも整理します。
- 連続して聴く
一文ずつの読みだけでなく、章の流れ、間、声の印象を確かめます。直す箇所は章と原稿の位置に対応させます。
- 全体の統一を確認する
章の順序、抜け、重複、見出しの読み、音のつながりを見直します。採用版と原稿の対応を残します。
本文だけでは決めにくい箇所
図や表が多い本も音声化できますか。
図表の役割と、耳だけで伝える必要がある情報を確認します。説明文を新たに用意するか、別の資料を案内するかを内容の確認担当と相談します。
文章を聴きやすい表現に変えてよいですか。
読みの指示を加えることと、文章の意味や表現を書き換えることを分けます。変更してよい範囲と、著者や編集担当が確認する箇所を先に揃えます。
一つの長い音声ファイルにまとめますか。
聴く環境と配信先に合わせて考えます。章へ戻る、再開するなどの使い方を共有し、ファイルの区切りと案内方法を確認します。
公開と改訂のために残す情報
- 目次と音声
- 章の名前、順序、対応するファイルを揃えます。
- 確認済みの内容
- 原稿の版、読みの一覧、聴取確認の範囲と保留事項を残します。
- 改訂への対応
- 訂正する文章がどの音声に含まれるかを追えるようにし、前後のつながりを再確認する範囲を決めます。
