音声で補いたい情報を明らかにする
- 対象の情報
- 本文、見出し、図表、手順、重要な通知のどれを音声で伝えるかを整理します。画面の位置や色だけで示している意味も確認します。
- 使う場面
- 画面を見ない、読み続けにくい、移動中など、想定する状況を共有します。利用者の必要性は一つに決めつけず確認します。
- 別の伝え方
- 音声を聞けない場合に、同じ内容を文字や図でも確認できるかを整理します。音声が既存の案内を置き換えるのか、選べる方法を増やすのかを決めます。
- 確認する範囲
- 原稿の正確さ、聴き取り、再生操作、実際の利用場面を分け、誰が何を確認するかを揃えます。
情報の種類に合わせて、原稿を変える
| 情報の種類に合わせて、原稿を変える | 音声原稿で考えること | 元情報との照合 |
|---|---|---|
| 文章の読み上げ | 見出しや段落のまとまり、読む順序。 | 抜けや重複、本文との版の違いがないか。 |
| 図表の説明 | 何を比べ、どこに要点があるかを言葉にする。 | 形や色だけを読むのではなく、必要な意味が伝わるか。 |
| 手順の案内 | 一つずつ進める区切りと、現在の位置。 | 音声だけで誤った行動へ進まないか、戻る方法があるか。 |
| 映像を補う説明 | 画面で起きる重要な変化を、必要な間に説明する。 | 既存の発話や音を妨げないか、画面の意味と合うか。 |
原稿、操作、利用場面を別々に確かめる
- 情報が対応しているかを見る
元の文章や図と原稿を照合し、音声で補った説明が正しいかを確認します。
- 自分で再生を選べるかを確かめる
開始、停止、聞き直し、必要な箇所への移動を確認します。他の読み上げや操作を妨げない条件も検討します。
- 想定する利用で見直す
聴く人と環境に合わせ、速度、間、言葉、操作を確かめます。確認できた条件と残る課題を記録します。
音声だけで判断しないために
音声を付ければアクセシビリティ対応は完了ですか。
音声の追加だけで完了や規格適合を保証するものではありません。対象の情報、操作、他の案内との関係、確認する基準と範囲を整理します。
機械的に全文を読めば十分ですか。
読む順序、見出し、図表や記号の意味、聞き返しやすい区切りを確認します。元の表示をそのまま読むことと、内容を理解できることを分けて考えます。
利用者の確認を入れたいです。
想定する利用者、場面、端末、確認する情報と操作を共有してください。参加の方法や扱う情報も含め、実施する範囲を相談します。
相談に持ち寄る資料
- 元の情報
- 公開ページ、文書、図、映像と、変更予定の箇所。
- 困る場面
- 情報を受け取るときの状況や、現在分かっている課題。本人の必要性を推測で決めず、共有できる範囲で整理します。
- 実装と確認
- 音声を置く場所、再生する環境、既存の読み上げや操作、内容と利用を確認する担当。
