最初に揃えたい、曲の役割

使う場面
映像、歌、展示、配信など、どこで聴かれるかを共有します。映像やナレーションがある場合は、その役割も整理します。
届けたい印象
落ち着き、親しみ、緊張感などの言葉に加え、どの場面でそう感じてほしいかを伝えます。参考曲は、曲そのものの再現ではなく、参考にしたい点を分けて示します。
曲の形
歌の有無、使う長さ、始まりと終わり、途中で印象を変えたい箇所を整理します。未定の部分は、試案で確かめる事項として残せます。

何を聴いて判断するか

何を聴いて判断するか曲の要素試聴で確かめる点
旋律耳に残る音の流れや歌の中心になる部分。繰り返し聴く箇所、言葉がある場合の自然さ、求める印象との対応を確認します。
リズムと速さ曲の進み方と動きの感じ方。映像の動きや言葉を追う速さに対して、急ぎすぎたり間延びしたりしていないかを聴きます。
音の厚みと音色楽器や音をどのように重ねるか。声や効果音と一緒に使う場合の聞こえ方と、前に出したい音を確認します。
展開始まり、印象を変える箇所、終わり方。視聴者の注意を向けたい場面と、曲が変化する位置を照合します。

試案を、使う場面に戻して聴く

  1. 短い案で方向を確かめる

    参考にする要素と避けたい印象を揃え、どこを聴いて方向を決めるかを共有します。最初から細部の完成だけを判断材料にしないようにします。

  2. 映像や言葉と合わせる

    想定する映像や原稿があれば一緒に確認します。曲だけで聴く場合と、他の音が重なる場合で、修正したい点を分けて記録します。

  3. 展開と終わり方を整える

    修正する箇所を版と時刻で揃え、採用する案を確認します。長さ違いや終わり方の違いが必要なら、追加する範囲を相談します。

使用条件と受け渡す範囲を決める

利用先と公開範囲
使用する媒体、公開する場所、期間、別の企画への展開予定を共有します。利用条件は制作範囲と合わせて確認します。
素材の扱い
既存の旋律、歌詞、音源を使う場合は、出所と利用できる範囲を確認します。新しく作る部分と残す部分を区別します。
必要な版
曲全体だけでなく、短い版、歌のない版、パート別の素材が必要かを整理します。用意する内容と形式は個別に相談します。
進行の条件
希望時期、確認する担当、試聴に使える映像や原稿の有無をお知らせください。制作範囲と日程は内容を確認して決めます。

方向が決まっていないときは

音楽の専門用語が分からなくても相談できますか。

使う場面、届けたい印象、避けたい雰囲気を普段の言葉でお知らせください。参考曲があれば、速さ、楽器の響き、盛り上がる位置など、どこを参考にしたいかを一緒に整理します。

映像がまだ完成していません。

構成案や仮の映像、想定する長さがあれば共有してください。後で変わる部分と先に決められる部分を分け、音楽の検討を進める範囲を相談します。

メロディが既にある場合も作曲になりますか。

残したい旋律がある場合は、編曲や追加する部分の作曲として範囲を整理します。元の資料と、残す点・変える点をお知らせください。