絵で伝える情報を絞る

説明する内容と、絵で伝えたい部分を先に揃えます。人物の行動を見せたいのか、物の違いを示したいのか、文章の雰囲気を支えたいのかで、必要な要素が変わります。

描かないものも判断の一部です。背景や小物を省いてよい範囲、実物に合わせる形、誤解を避けるために残す情報を整理します。専門的な内容を説明する場合は、図の内容を確認する担当も決めます。

用途に合わせて、描き方を選ぶ

用途に合わせて、描き方を選ぶ検討する表現掲載時に確認する点
文章を助ける挿絵本文の一場面や、伝えたい対象を絞って描く。本文との対応、必要な余白、絵が主張しすぎないか。
手順や仕組みの説明行動や位置関係を、段階に分けて示す。順序や対象の区別、文章と図の対応、内容の正確さ。
印象をつくる表現色、線、質感を使って、企画の雰囲気を示す。他の制作物との揃い方、想定する読者に合うか。
小さく使う絵細部を抑え、見分けるための形を残す。実際の表示サイズで対象が分かるか、線や色がつぶれないか。

複数の絵で揃えること

登場するもの
同じ人物や物を繰り返し使う場合は、見分ける特徴と変更してよい部分を整理します。参照資料があれば版を揃えます。
線と色
線の太さ、色数、陰影、質感など、共通して持たせたい特徴を確認します。参考例は、似せたい点を具体的に分けて共有します。
構図と余白
全体を描くか一部を見せるか、文字や別の絵と並べる位置を決めます。縦横比の異なる使用先も先に共有します。
仕上げと形式
背景を残すか、透過が必要か、後で編集する部分があるかを整理します。用意する形式と編集できる範囲は個別に確認します。

一枚の方向を決めてから、掲載する形へ

  1. 内容と簡単な構図を確認する

    登場させるもの、関係、視線の流れを確認します。描き込みの細かさより先に、伝えたい内容が絵に含まれるかを見ます。

  2. 線と色の方向を揃える

    代表となる案で、タッチと色、残す細部を判断します。複数点を作る場合は、この案を共通の確認資料にします。

  3. 実際の大きさで見直す

    本文や見出しと並べ、縮小表示でも要点が分かるかを確認します。シリーズ全体の違和感と、一枚ごとの修正を分けて記録します。

描きたい絵が言葉になっていないときは

参考にしたい絵を送ってもよいですか。

使用できる資料と、線の雰囲気や色など参考にしたい要素をお知らせください。既存作品の特定の絵をそのまま再現する希望と、表現の方向を探す相談は分けて確認します。

手描きのラフしかありません。

伝えたい対象、ラフで残したい配置、使用先を添えて共有してください。ラフにない細部をどう扱うかも整理します。

あとで図や文字を編集できますか。

どの部分をどんな環境で編集したいかを先にお知らせください。画像の仕上げ方、文字を別に置くか、用意するファイル形式を相談します。