何を見れば分かるのか、先に整理する
内容を理解するために必要な動き、登場人物、場所、文字情報を拾います。見えるものをすべて読み上げるのではなく、元の音声から分かることと、説明を補うことを分けます。
例えば、無言で箱を開ける場面では、その動きが話の理解に必要かを考えます。表情だけから気持ちを断定したり、映像にない情報を加えたりしないように原稿を確認します。
作品と掲載先に合う付け方を選ぶ
| 作品と掲載先に合う付け方を選ぶ | 向いている進め方 | 確認する条件 |
|---|---|---|
| 本編の話し方に含める | 新しく作る説明映像などで、必要な情報を話す原稿へ組み込む。 | 映像を見なくても要点が分かるか、話す長さが適切か。 |
| 解説付きの映像を別に用意する | 元の映像と解説付きの映像を、利用者が選べるようにする。 | 元の音声との重なり、両方の映像の版、選択する導線。 |
| 音声を切り替えられるようにする | 掲載先が対応する場合に、解説付き音声を選べるようにする。 | プレーヤーや配信先の対応、同期、切替操作。 |
原稿を、実際の時間と音へ合わせる
- 説明する箇所を選ぶ
確定した映像と音声を使い、何のために説明を加えるかを整理します。
- 読める長さにする
話し声の切れ目と場面の時刻に合わせて原稿を読み、伝わる言葉と長さに調整します。
- 収録して組み合わせる
元の声や大切な音を聞き取れるように、解説の位置と音量を調整します。
- 聞いて、操作して確かめる
原稿の意味と映像との対応を確認し、音声だけで追ったときの分かりにくさも見直します。掲載先で選択や再生を試します。
話し続ける映像では、説明を入れる時間から考える
解説を速く読み込むだけでは、元の発言も説明も追いにくくなります。時間が足りない場合は、制作段階の原稿の見直しや、説明の時間を設けた別版などを検討します。
編集によって長さが変わった場合は、その版に合う音声と字幕を揃えます。掲載先で対応できる方法と、視聴時に必要になる操作を確認して決めます。
確認した版を、音源と一緒に残す
- 解説原稿
- 説明する映像の版、箇所、読み方を対応させます。
- 音声と映像
- 元の音源、収録した解説、組み合わせた版を区別して保存します。
- 掲載時の案内
- 解説付き版を選ぶ方法と、必要な補足や字幕を揃えます。
- 確認記録
- 誰がどの版を見聞きし、何を修正したかを残します。
音声解説を相談するときに
字幕の読み上げだけで音声解説になりますか。
字幕の内容と、画面にしかない情報は同じではありません。元の音声や字幕で伝わることを確かめ、映像の理解に必要な説明を別に検討します。
公開済みの映像にも付けられますか。
元の映像、音声、編集可能な素材、掲載先を確認して方法を検討します。説明を入れる時間や音声切替への対応によって作業範囲が変わります。
試聴はどのように進めますか。
原稿、音と映像の対応、聞き取りやすさ、選択と再生の操作を分けて確認します。想定する利用者の意見を得る範囲も相談し、確認していない環境を完了扱いにしません。
