どんな困りごとから始まったかを読む

このページは事例の読み取り方を案内するガイドです。実際の顧客案件、導入実績、成果数値を掲載した事例集ではありません。

使われた技術や制作物だけでなく、誰がどの場面で困っていたのかを確認します。同じ種類の制作物でも、使う相手や目的が違えば、参考にする部分も変わります。

事例と自分の条件を並べる

事例と自分の条件を並べる事例から拾う材料自分側で書くこと
背景と目的変えようとした場面、対象者、困りごと。解決したいことと、今回は扱わないこと。
実施した範囲行った作業、残した作業、関係者の分担。使える素材、体制、確認に使える時間。
確認した結果何をどの条件で確かめたか。自分なら何を見て判断するか。
残る条件対象外や、続けて確認すること。そのまま当てはめられない点と試したい点。

参考にする部分を一つ選ぶ

事例から借りるのは、説明できる範囲に絞ります。

  1. 共通点と相違点を記す

    目的、素材、利用場面などを比べます。似ている言葉だけで共通と判断せず、実際の条件を書き添えます。

  2. 使いたい考え方を選ぶ

    確認手順、見せ方、分担の整理など、今回役立ちそうな要素を一つ選びます。成果が同じになると約束する表現は避けます。

  3. 小さく確かめる計画を作る

    試す対象、見る結果、元へ戻す条件を考えます。自分の条件で確かめていない部分は、仮説として残してください。

共有メモには、採らなかった点も残す

参考にした箇所だけでなく、条件が違うため使わない箇所も一緒に記します。後から別の人が見たとき、事例のどこをどう受け取ったかが分かるようにします。

たとえば見せ方を参考にしても、制作量や確認体制までは同じにできない場合があります。その違いを省かず、計画の前提へ戻して考えてください。

事例を参考にするとき

成果が大きい事例から選ぶべきですか。

成果の見え方に加えて、目的や対象、確認条件が自分に近いかを見ます。規模が違う場合は、結果を直接比べず、進め方のどの部分を参考にするかを選んでください。

似た事例が見つからない場合はどうしますか。

仕事全体が同じでなくても、素材の準備や確認の進め方など、一部の課題が近い例は材料になります。共通する部分を限定し、自分の状況で確かめることを残します。