検証を説明する四つの基本語
- 問い
- 試して答えを得たいことです。「便利か」だけで終えず、誰のどの作業で何を確かめたいかまで具体化します。
- 仮説
- まだ確かめていない説明や見通しです。観察した事実や、実施済みの結果とは分けて記します。
- 条件
- 入力、設定、環境など、試験が行われた前提です。結果を読むときは、どの条件が揃い、何が違うかも見ます。
- 基準
- 結果をどう判断するかの目安です。数値の境界だけでなく、確認すべき項目や判断できない場合の扱いも含みます。
近い言葉を、この案内ではどう使うか
| 近い言葉を、この案内ではどう使うか | 指していること | それだけでは示さないこと |
|---|---|---|
| 試作 | 限られた対象で、方法や表現を具体的に作って試すこと。 | 実運用の全条件を満たしたこと。 |
| 測定 | 決めた方法で、時間や件数などの値を得ること。 | その値だけで用途への適合が決まること。 |
| 評価 | 基準と照らして、結果の意味や適合を確認すること。 | あらゆる用途で安全・高品質だという保証。 |
| 再現性の確認 | 記録した条件で、説明した結果を再び確かめられるかを見ること。 | 条件を変えても同じ結果になること。 |
制作物の確認で、混同しない言葉
- 保存画面の確認
- 保存した画像に見える文字、構図、重なりなどの確認です。操作の応答や動画の全時間は、その画像だけでは分かりません。
- 通常速度での視聴
- 動画を通常の速さで見て、動きや時間のつながりを確かめることです。確認した版と範囲を記録します。
- 音を伴う確認
- 実際の音声や音楽を聴いて、聞こえ方や映像との関係を確かめることです。音のデータが存在することだけとは区別します。
- 人による採用判断
- 担当者が特定の版と用途について決める判断です。自動検査の成功や、別の版を確認した記録で置き換えません。
言葉だけでなく、対象と範囲を添える
ここでの説明は、このサイトの検証案内を読むための用語整理です。専門分野や評価の仕組みによって言葉の使い方が異なる場合は、参照する文書の定義と条件を確認します。
「確認済み」とだけ書かれた記録を読むときは、何を、どの版で、誰が、どこまで確認したかを一緒に見ます。言葉を揃えることは、確認した範囲を広く見せるためではなく、誤解なく伝えるために役立ちます。
説明を読むときの小さな疑問
ベンチマークと評価は同じですか。
この案内では、ベンチマークを条件や課題を揃えて比較するための材料として扱います。評価では、その結果が自分たちの目的にどう関係するかも確認します。
未確認と問題なしは、どこが違いますか。
未確認は、その点をまだ確かめていない状態です。問題なしと記す場合も、確認した対象と範囲を添え、その外側まで保証する言葉にしません。
