先に決める、絵と動きの条件

伝えたい場面
物語の一場面、雰囲気、仕組みの説明など、動かす目的を共有します。動きがなくても伝わる情報と、動きで見せたい情報を分けます。
残す特徴
人物や物の形、色、服装、背景との位置関係など、場面をまたいで揃える要素を決めます。参照資料は使える範囲と版を揃えます。
動かす範囲
顔や手足、物の位置、背景、視点のうち、何を動かすかを絞ります。動かさない部分も明示します。
場面のつなぎ
前後の姿勢や向き、画面に入る位置、終わる状態を共有します。繰り返し再生する場合は、その意図も先に伝えます。

表現の種類と、再生時の確認

表現の種類と、再生時の確認検討する表現確認すること
絵を中心にした動きイラストの一部や背景に動きを加える。線や色の揃い方、止めておく部分の変化、端の欠け。
キャラクターの行動視線、姿勢、物との関わりを見せる。体や衣服の連続性、手と物の接触、行動の意味。
図形や説明の動き位置、順序、状態の変化を示す。説明内容との対応、動きが示す意味、文字の読める時間。
場面の切り替え複数の絵をつないで流れをつくる。対象の位置や向き、見た目のつながり、切り替わる理由。

始まりと終わりの間を、再生して確かめる

  1. 代表となる絵を揃える

    絵柄と残す特徴、場面の始めと終わりを確認します。未確定の細部は、動きを作る前に判断する箇所として残します。

  2. 短い動きで確かめる

    途中で形が変わる、手と物が離れる、背景が揺れるなどの違和感を確認します。全体再生と必要な箇所の停止を使い分け、直したい時点を記録します。

  3. 前後の場面とつなぐ

    始点と終点、視線や動作の流れを見直します。繰り返す場合はつなぎ目も確認し、意図しない繰り返しを避けます。

「始点・途中・終点」の目印を付けた床の線と、左の始点に置いた青緑の球一つの架空の図
架空の球と床の図で、動きの途中の形と接地を確認する考え方を示しています。実際の制作作品や生成性能を示すものではありません。

絵柄や素材が決まっていない場合

参考の作品に似た表現を希望できますか。

色、線、雰囲気、動きの速さなど、参考にしたい要素を具体的に共有してください。特定作品のキャラクターや場面をそのまま再現する希望とは分けて確認します。

一枚の絵から、どんな動きでも作れますか。

見えていない部分の形、複雑な接触、前後の場面などは追加の確認が必要です。絵で分かる情報と、決める必要がある情報を分け、短い試作で確かめる範囲を相談します。

場面ごとに人物が変わらないようにできますか。

維持する特徴を資料にまとめ、場面ごとに照合する方法を決めます。生成したことだけで同一性や連続性が保証されるものではないため、許容できない変化を先に共有してください。

確認内容を、次の場面へ引き継ぐ

採用した絵と動き
基準となる絵、場面の版、採用した動きと修正点を対応させます。
残す条件
対象の特徴、背景、色、動かさない部分を記録します。素材の出典と使用条件も一緒に整理します。
完成形の条件
長さ、画面の向き、音声や字幕、背景の扱い、掲載先を共有します。編集用の形式や後から変える部分は個別に確認します。