翻訳済みの内容と、これから直す内容を区別する
元原稿の一文が変わっても、すべての翻訳を最初から作り直す必要があるとは限りません。変更した意味と、その内容を使うページや媒体を確かめ、各言語で見直す範囲を整理します。
翻訳の確認中に元原稿が変わることもあります。どの原稿に対して確認した訳なのかを残し、新しい情報が揃った言語と、確認を続ける言語を区別して公開時期を考えます。
訳す前に揃える、言語ごとの判断材料
- 呼び方と表現
- 商品名、専門用語、敬称、文体、訳さず残す名称をまとめます。同じ言語でも地域や読者によって表現を変える必要があるかを確認します。
- 確認する担当
- 意味を確認する人と、商品・業務の条件を確認する人を対応させます。指摘が食い違ったときの相談先も決めます。
- ページ以外の文字
- 画像内の説明、字幕、代替テキスト、ダウンロード資料、フォームの案内を洗い出します。本文だけが更新され、案内が古いまま残ることを防ぐ範囲を考えます。
- 公開する単位
- 一斉に公開するか、言語や媒体ごとに時期を分けるかを相談します。まだ用意できない内容へ利用者を案内しない表示も検討します。
意味の確認と、使う画面での確認を組み合わせる
| 意味の確認と、使う画面での確認を組み合わせる | 本文で確かめること | 表示で確かめること |
|---|---|---|
| 見出し・ボタン | 短くしても操作や内容の意味が変わっていないか。 | 文字が切れず、改行しても押す場所や見出しが分かるか。 |
| 右から読む言語 | 文中の名称や数、単位の関係が分かるか。 | 読み順、矢印、表、数字と記号が混ざる箇所が自然に読めるか。 |
| 画像・動画 | 本文と画像内の文字、字幕、代替テキストの内容が対応するか。 | 画像内の文字の大きさ、字幕の表示時間、改行位置が適切か。 |
| リンク・入力案内 | 移動先や入力する内容を正しく説明しているか。 | 用意した言語の内容へ移動でき、入力時の案内も揃っているか。 |
元原稿の変更を、確認と公開へ渡す
- 変更を確かめる
元原稿の変更箇所と理由をまとめ、訳に影響する範囲を選びます。
- 訳を見直す
用語と文脈を参照して必要な訳を直し、言語を読める担当者が意味を確認します。
- 表示を確かめる
実際の掲載先で文字量、読み順、画像や字幕との対応を確認します。
- 公開と記録
反映する内容と時期を決め、使った原稿と確認した訳の組み合わせを残します。
多言語の運用を始めるときの相談
これまでの翻訳を使えますか。
元原稿との対応、使用条件、用語や文体を確かめて判断します。使える訳と見直す訳を分け、変更のない内容まで作り直すことを前提にしません。
翻訳だけを依頼できますか。
翻訳する文章と、意味の確認や掲載作業を誰が担うかを共有してください。画像内の文字や字幕を含める場合は、元データと修正できる範囲も確認します。
対象言語が多く、同じ日に揃いません。
優先する言語、更新の緊急度、未対応の案内を整理し、公開する単位を相談します。対象の意味と表示を確かめた範囲から進める方法を検討します。
