まず、届けたい印象を言葉にする
「親しみやすく」「上質に」だけでは、制作する人によって解釈が分かれます。誰に、どのような場面で、何を感じてほしいかを、実際の文章や画像の例と一緒に確かめます。
すでにあるブランドガイドや制作物を起点に、よく迷う箇所を探します。新しい規則を増やすことより、制作や確認が止まる理由を見つけることを優先します。
守る基準と、媒体に合わせる部分を分ける
| 守る基準と、媒体に合わせる部分を分ける | 共通にすること | 調整すること |
|---|---|---|
| 言葉 | 名称、呼び方、避ける表現、伝える条件。 | 読む相手や文字数に応じた説明の長さと順序。 |
| 色・文字組み | 基本色、文字の役割、読める組み合わせ。 | 掲載面の大きさに合う文字サイズと情報の密度。 |
| 写真・図 | 主題の選び方、人物の扱い、伝えたい印象。 | 用途に応じた構図、見せる範囲、図解の詳しさ。 |
| 確認 | 判断する担当と、必ず相談する変更。 | 軽微な更新と新しい表現で異なる確認の順序。 |
判断した理由を、次の制作へ残す
- 実例で基準を確かめる
代表的なページや投稿を選び、基準を当てはめてみます。抽象的な言葉だけで判断できない箇所は、理由を添えた見本へ置き換えます。
- 迷う点をまとめて相談する
制作者が迷った表現、媒体の制約、基準と両立しない要望をまとめます。担当者が一つずつ同じ説明を繰り返さずに判断できる形にします。
- 変更する範囲を決める
今回だけの扱いか、今後も使う基準かを分けます。基準を変える場合は、既存の制作物へどこまで反映するかも決めます。
- 基準と見本を同時に更新する
理由、適用する日、参照する版を揃え、古い見本と混ざらないようにします。新しい担当者にも判断の背景が伝わる状態を目指します。
制作の場で使える形で渡す
- 短い判断基準
- よく使う表現と迷いやすい点を、制作時に開ける長さでまとめます。
- 理由付きの見本
- 採用する例だけでなく、合わない例とその理由を示します。
- 相談先と担当範囲
- 誰が内容を確認し、誰が表現を判断するかを整理します。
- 版と更新箇所
- 参照する版、変更した内容、既存制作物への適用範囲を残します。
基準づくりを始める前に
既存のブランドガイドがあっても相談できますか。
いまのガイドと実際の制作物を見比べ、解釈が分かれる箇所や運用されていない項目から相談できます。全面的な作り直しを前提にはしません。
すべての制作物を同じ見た目にするのですか。
共通の印象を保つ基準と、媒体や相手に合わせる部分を分けます。記事、広告、動画で必要な説明や見せ方が違うことを踏まえて整理します。
最初に共有する資料は何ですか。
既存ガイド、代表的な制作物、判断に迷った例、現在の確認担当を共有してください。意見が分かれた理由が分かる資料も役立ちます。
