知りたいことを、計測より先に決める

商品を比較してほしいのか、詳しい条件を読んでほしいのか、相談へ進んでほしいのか。ページの役割に合わせて、どの行動が起きたら役に立ったと考えられるかを整理します。

数字の増減には、掲載内容の変更以外にも、流入元や時期、表示の不具合が関わります。一つの数字で成果を決めず、変化した条件と利用者の行動を一緒に確認します。

数値と一緒に残しておく情報

見る範囲
対象ページ、期間、流入元、端末など、比較する条件を揃えます。
観測する行動
詳しい説明への移動や入力の開始など、ページの目的に関係する行動を選びます。
計測の前提
イベントの定義、重複、欠け、同意や設定による観測範囲を確認します。
同時に起きた変更
広告、掲載順、提供条件、障害など、結果へ影響しそうな出来事を記録します。

小さな仮説を、確かめられる変更にする

  1. 気になる行動を選ぶ

    目的に対して進みにくそうな箇所を、数字と実際の画面から探します。データが少ない場合は、問い合わせや利用時の観察も判断材料にします。

  2. 理由の仮説を立てる

    説明が足りない、次の操作が見つからないなど、変更と結び付けられる仮説にします。観測できた事実と解釈を分けて書きます。

  3. 変更内容と判断条件を決める

    見出し、説明、導線など変更する範囲を絞り、確認する期間と指標を決めます。問題が起きた場合に戻す方法も用意します。

  4. 結果と限界を残す

    仮説を支持する変化があったか、別の条件が影響したかを確認します。十分な材料がない場合は、判断を保留して次に確かめることを決めます。

結果に合わせて、次の判断を変える

結果に合わせて、次の判断を変える確認すること次の進め方
期待した変化が見える目的に近い行動も変わったか、別のページで問題が増えていないか。条件を確認し、採用する範囲と追加で観測する点を決めます。
違いがはっきりしない観測数や期間が足りるか、計測が意図どおり動いているか。結論を急がず、仮説や観測方法を見直します。
利用しにくくなったどの操作や表示に問題があり、どの利用者へ影響したか。変更を戻すか修正するかを判断し、理由を次の検討へ残します。

分析を始める前に

アクセスが少ないサイトでも相談できますか。

数字だけで判断しにくい場合は、画面の確認、問い合わせの内容、利用時の観察から課題を整理できます。比較できる材料に応じて、判断できる範囲を決めます。

必ずA/Bテストを実施しますか。

十分な観測数や適切な比較条件があるかを先に確認します。条件が合わない場合は、操作確認や段階的な変更など別の方法を検討します。

改善効果を事前に保証できますか。

変更前に効果を確定することはできません。仮説、確認する条件、結果の読み方を揃え、実際の観測を基に次の判断を行います。